1月の能登半島地震発生から半年。
　木下工業は名古屋市の要請を請け、石川県珠洲市、輪島市へ復旧応援に出動。被害が大きく断水状態が続く状況の中、一刻も早い上下水道の復旧に力を注いできました。

　この度、被災地での活動による復旧復興への貢献が評価され、名古屋市上下水道局長より感謝状をいただきました。災害復旧応援の概要は次の通りです。

派遣期間：2024年2月4日～2月15日
派遣地域：石川県珠洲市宝建町付近
作業内容概略：300耗仮設配水管布設工事
作業人員数：施工監督2名、作業員6名

派遣期間：2024年4月30日～5月16日
派遣地域：石川県輪島市里町付近
作業内容概略：150耗仮設配水管布設工事
作業人員数：施工監督2名、作業員6名

　いずれも名古屋から自社車両を含む3ｔダンプ、作業車を持ち込み、現地では調達や運搬に困難がありながらも、重機、4ｔダンプ、仮設トイレ車、軽トラックを用意し作業を進めました。
　現地では震災で傾斜した建物に寝泊まりし、食事の調達にも苦労がありましたが、監督者を務めた2名からは
「現地の方の感謝の声を直接聞いて、仕事の意義をより感じました」
「短い間でしたが災害復旧に携われ、とても勉強になりました。現地には無数の作業がある中で撤収することに、一個人としてもどかしさを感じました」
という感想が報告されました。

　

　被災地一帯は、地元の方々が安心できる暮らしに戻るにはまだまだ時間がかかるのが現状です。
　そんな中でも、復旧工事中「ありがとう」と声をかけてくださる方があり、私たちが励まされることも多くありました。

　木下工業の強みである機動力と技術力を持って、その地に暮らす人々に安全な水を届ける。
被災地でも、日々の現場でも、その使命を胸に刻み私たちは業務に当たっていきます。